放射線治療科のご案内
スタッフ

放射線治療科は、放射線治療専門医である青木徹哉と永田和也が診療にあたっております。
特色

当科の診療は放射線治療装置(リニアック)を用いた体外照射及び、放射性同位元素を用いたRI内用療法を行っております。体外照射は一般的に放射線治療と呼ばれるものであり治療用放射線を用いて主に悪性腫瘍を対象に治療を行うものになります。放射線療法は手術療法、化学療法と並んで、悪性腫瘍の治療の中核をなすものです。一方、RI内用療法は放射性同位元素を体内に投与するし、病変特異的に集積し放射線治療を行うものになります。
放射線治療
当科では1969年前後から本格的に放射線治療を開始しております。現在当科では2014年に更新されたリニアックを使用しより幅広い放射線治療の提供が出来るようになっております。他診療科の協力のもと化学放射線療法なども安全に施行できるよう調整しております。
放射線治療の高精度化に伴い当院でも2015年より強度変調放射線治療(IMRT)の運用を開始しております。その他肺腫瘍に対する体幹部定位照射、脳定位照射を行っております。
群馬大学で稼動している重粒子線治療施設をはじめとした、他院での放射線治療が望ましいと考えられる場合には適宜連携し適切な治療を行えるよう工夫しております。
RI内用療法
現在当院では骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌に対する塩化ラジウムを用いた治療を行っております。
放射線治療の特徴
放射線治療は低侵襲な治療とされており高齢者でも安全に治療できる傾向があります。領域によっては手術と比較して機能温存の面で優れていることも放射線治療の特徴として挙げることができます。放射線治療は手術同様に治癒を目指した根治照射から、症状緩和を目的としたものまで幅広い適応を有しております。
放射線治療科は毎日放射線治療外来を開いています。この外来は治療患者さんの診察や治療方針の決定および照射中の経過観察などを行なっています 。
※放射線治療科の外来は、他医療機関より地域連携室を介して予約を取ることも可能です。
環境への影響に配慮した医療
近年医療分野においても気候変動対策が求められるようになってきております[1]。
当科では、がん診療や放射線治療に関する国際学会のステートメント[2-4]等を参考に、医療提供に伴う環境への影響に配慮した診療に取り組んでおります。
- 患者の通院回数の最適化
 - 使用エネルギーの低減
 - 環境負荷の少ないスタッフ通勤 等
 
[1] 日本医療政策機構. 保健医療分野における気候変動国家戦略(2024年6月26日)
[2] Bernicker et al. Climate Change and Cancer Care: A policy Statement From ASCO. JCO Oncol Pract. 2023;20:178-186
[3] American Society for Radiation Oncology (ASTRO). Climate Change Statement. https://www.astro.org/patient-care-and-research/climate-change-statement.
[4] The European Society for Radiotherapy and Oncology (ESTRO). Sustainablity. https://www.estro.org/About/Sustainability.
外来診療予定
| 科別 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 放射線治療科 (予約のみ)  | 
午前 | 永田 (予約制)  | 
永田 (予約制)  | 
永田 (予約制)  | 
青木 (予約制)  | 
永田 (予約制)  | 
| 午後 | - | – | - | – | - | 
医師紹介
| 氏名 | 役職 | 医師免許 登録年  | 主な所属学会・専門医等 | 
|---|---|---|---|
| 青木 徹哉 | 放射線治療科部長 | 1995年 | 日本医学放射線学会:治療専門医 日本放射線腫瘍学会:放射線治療専門医 日本定位放射線治療学会 日本癌治療学会 日本肺癌学会 医学博士 臨床研修指導医  | 
| 永田 和也 | 放射線治療科部長 | 2006年 | 日本医学放射線学会:治療専門医 :研修指導医 日本放射線腫瘍学会 日本緩和医療学会 日本頭頚部癌学会 日本癌治療学会 日本肺癌学会 日本臨床腫瘍学会 臨床研修指導医  | 














