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気管支喘息

気管支喘息とは

気管支喘息の定義は“気道の慢性炎症を本態とし、変動性をもった気道狭窄による喘鳴、呼吸困難、胸苦しさや咳などの臨床症状で特徴付けられる疾患”とされています。症状は喘鳴、息切れ、咳、発作性の呼吸困難の反復がみられ、夜間や早朝に増悪する傾向がみられます。またそれらは感冒や運動、天候の変化、冷気、アレルゲン暴露、線香などの強い臭気などで誘発されます。

検査

画像診断に特徴的なものはなく、主に他疾患の鑑別に用いられます。診断は肺機能検査などを用いて変動性・可逆性の気流制限や気道過敏性の亢進を確認し、喀痰中好酸球や呼気一酸化窒素濃度測定を行い気道炎症の存在を確認します。それらの結果と症状やアトピー素因の有無などから喘息の診断を行います。

主な治療法

治療は予防・管理ガイドラインに基づいて吸入ステロイドを基本に、患者様の状態にあわせて長時間作用型β2刺激薬やロイコトリエン拮抗薬などを加えて治療を行います。難治性喘息では生物学的製剤(抗IgE抗体、抗IL-5抗体、抗IL-5受容体抗体、抗IL-4/13受容体抗体)などの治療を考慮します。

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