- common diseaseから希少疾患まで幅広い疾患を学ぶ
- 内科診療の醍醐味(問診から治療までの一連の流れ)を学ぶ
- 他科との定期的なカンファランス、他職種らとのチーム医療を学ぶ
当院呼吸器内科の特徴の一つは良性、悪性を問わず、幅広い疾患に対応しているという点が挙げられます。良性疾患は、間質性肺炎や過敏性肺臓炎などのびまん性肺疾患、喘息・慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器感染症と分類されますが、日常的によく遭遇するいわゆるcommon diseaseから希少疾患に至るまで非常に多くの疾患を経験することができます。悪性疾患は肺癌が中心となりますが、まれに悪性胸膜中皮腫や悪性リンパ腫なども見受けられます。初期研修では、詳細な問診、診察、各種検査を通して、鑑別診断を立て、確定診断を行った後に適切な治療を施すという一連の作業を通して内科診療に必須の知識、診療技術を学ぶことができます。呼吸器内科における主な手技は気管支鏡検査となり、基本的には指導医が行いますが、初期研修の段階でも、助手として検査に携わったり、余裕があれば、カメラ自体を実際に握って、気管支鏡検査の概略を学ぶこともできます。