- 麻酔、集中治療、救急医療に関する基本手技ができる
- 術中の適切な気道管理と循環管理ができる
- 多発外傷、薬物中毒、熱傷の診療では中心的役割が果たせる
麻酔科の診療分野は、手術麻酔管理を主軸に周術期全般の全身管理、集中治療、ペインクリニック、緩和医療など多岐にわたります。1年次ではこのうち手術麻酔について、その流れと術前診察から始まる手術麻酔を理解し経験してもらいます。また橈骨動脈確保、喉頭鏡を用いた気管挿管、腰椎穿刺など各種基本手技の習得、挿管・抜管の適応、レスピレータの基本操作、患者監視装置(モニター心電図、カプノメータなど)の評価法、周術期の輸液管理など全身管理の基本も学んでもらいます。2年次の選択科としては全身管理の理解をさらに深めてもらい、特殊な手術麻酔やICUでの集中治療管理については群馬大学病院で研修することも可能です。短い研修期間ではありますが、将来何れの診療科を専攻した場合でも十分役立つ知識と技術が身につきます。麻酔科に興味ある方にはキャリアの相談も随時受けています。