ごあいさつ
院長 新井 昌史
(担当科:内科)
みなさん、当院のホームページを訪れていただき、ありがとうございます。
当院は、東毛地区とくに太田・館林2次医療圏の基幹病院として、館林市と邑楽郡5町が運営する自治体(公立)病院です。近隣の病院や医院と連携を取りながら、この地域の住民の皆さまの健康を守るための診療を行っています。
病床(ベッド)数は323床です。このうち、急性期病棟と呼ばれ、救急センターや各科外来から体調不良や検査目的で入院される方のための病床で239床あります。急性期病棟の中には、HCUと呼ばれる高度救命のための病室が6床あり、重症な急性心筋梗塞、脳血管障害、高度な外科手術のあとの治療などに用いられています。残りの84床は、急性期病棟での治療が終わっても自宅へ帰るのに不安がある方やリハビリが必要な方のための病棟で、おもに脳卒中後や骨折後のリハビリを行う「回復期リハビリ病棟」と、それ以外の疾患の在宅復帰をお手伝いする「地域包括ケア病棟」になります。
2025年問題が言われて、すでに数年経ちました。館林・邑楽地域も例外ではなく、総人口減少と75歳以上の高齢者割合が増加し、当院の外来・入院患者さんに占める高齢者の割合も年々増加してきています。高齢の方が病気になりやすいことは避けられないですが、治療が終わった後も、それまでとあまり変わらない「生活の質」を保ちながら、生活を出来ることはとても大切なことです。いわゆる「健康寿命」の延伸ということになります。当院の回復期リハビリ病棟と地域包括ケア病棟は、そのために設置された病棟です。
同時に病気の早期発見も非常に大事です。今、日本人の2人に1人は生涯のうちにがんとの診断を受けます。しかし、多くのがんは早期であれば、手術・放射線・化学療法などで治癒できる病気に変わりつつあります。そのためには、がんの早期発見が欠かせません。予防医学センターでは、人間ドックを通じて、がんをはじめとした体調不良の早期発見に役立つものと思います。
当院は地域の基幹病院として、邑楽館林の住民の方の急病に対応でき、できるだけ多くの病気に対して当院で医療が完結できるようになることを目標としています。患者さんやご家族、地域住民の皆様のご意見に耳を傾けつつ、充実した診療体制の構築に向けて職員一同努力していく所存でございますので、今後も、当院への変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和2年4月 院長
最終更新日:2020.04.01