麻酔科

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当科について:麻酔科スタッフ

 平成30年4月現在、常勤麻酔科医3名と複数名の非常勤医により麻酔科診療を行っています。常勤医はいずれも、日本麻酔科学会の指導医・専門医・認定医で経験豊富な医師です。

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麻酔について

 「麻酔」とは何でしょう?・・・手術を受けることにより、生体は痛みとともに様々なストレスを受けます。「麻酔」は、手術に伴い発生する痛みを感じなくさせるだけではなく、生体をストレスから守り、手術が安全かつ円滑に行えることを目的とした医療行為です。麻酔科医は、こうした麻酔管理を実施するとともに、手術前後の全身状態を良好に維持・管理するために細心の注意を払って診療を行う専門医です。

 現在、当院では年間約1600件程度の手術をおこなっており、そのうちの局所麻酔症例を除く全ての麻酔を麻酔科医が担当しています。予定された手術の麻酔を担当することはもちろんのこと、夜間や休日の緊急手術にも対応できるように、麻酔科医の待機体制を敷いています。当院麻酔科医とともに、群馬大学麻酔科医会とも連携して、より円滑な対応を心掛けています。

 また、麻酔器やモニター機器類においては最新の設備を備え、質の高い麻酔を提供できるよう努めています。例えば、近年、腹腔鏡を用いた低侵襲手術が数多く実施されるようになっています。こうした手術は傷の大きさの点では「低侵襲」ですが、手術視野の確保や止血のためにより高い圧でおなかを膨らますことにより、肺が圧迫され呼吸に大きな影響を与えます。当科では、重症呼吸不全患者の治療に用いられるレスピレータ(人工呼吸器)と同等な機能を有する最新型の麻酔器を導入し、術中の肺への負担が最小限となるような呼吸管理に努めております。さらに平成27年度に新規導入した麻酔支援システムにより、麻酔器、生体モニター(心電図など)からのデータを絶え間なく記録することにより、緊急時の即応性を高めるとともに、正確な記録の保全・検証が担保されています。是非安心して当科で麻酔をお受け下さい。

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麻酔の実際

麻酔科外来(術前外来)

予定手術(局所麻酔を除く)の場合、手術の予定が決まりますと手術前日までに麻酔科外来を受診していただきます。術前外来では術前診察と麻酔の説明を行っています。術前診察ではご本人の体調を確認させて頂くとともに、事前にお受け頂いた検査結果や手術の内容(部位)によって麻酔法を決定し、ご本人及びご家族に麻酔について詳しくご説明致します。麻酔科が管理する麻酔を大きく分けると次のようになります。

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全身麻酔

文字どおり、手術中は完全に眠っている(意識がない)状態で過ごすことになります。麻酔薬は、点滴から注入するか、あるいはガスを吸入していただくかで体の中に入ります。いずれにしても、麻酔が始まって眠るまでは、ごく短時間(多くは1分以内)で、苦痛を伴うことはありません。意識がなくなってから、酸素の通り道を確保するために、口の中または気管の中に管を挿入します。以降、手術が終わるまで麻酔薬を投与し続け、手術の途中で目が覚めないようにしています。手術が終わり、麻酔薬の投与を止めると、ご年齢など体の状態にもよりますが、平均して10~15分位で目が覚めます。

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区域麻酔

手術中は目覚めている(意識がある)状態で過ごすことになります。局所麻酔薬を使用する神経ブロックにより、体の一定範囲が麻酔されて痛みを感じないようになります。その投与経路によって、いくつかの麻酔方法があります。代表的なのは ”脊髄くも膜下麻酔” と ”硬膜外麻酔” です。 ”脊髄くも膜下麻酔” 腰から細い針を使って、脳脊髄液が満たされている脊髄くも膜下腔に少量の局所麻酔薬を入れ、脊髄の一部を麻痺させる方法です。おおむね、胸から下の下半身の感覚が一時的に麻痺し、足も動かせなくなります。個人差がありますが、通常2~3時間の麻酔効果があります。 ”硬膜外麻酔” 背骨(脊椎)の間から、注射によって細い管(カテーテル)を挿入し、管を通じて局所麻酔薬などの鎮痛薬を投与する麻酔方法です。管は脊髄を取り巻く硬膜外腔(こうまくがいくう)という場所に入れます。手術後も管は数日間留置しておき、鎮痛薬の投与経路として使用します。手術直後の強い痛みをかなり和らげることができます。この他にも超音波診断装置を利用した各種神経ブロックも必要に応じて実施しています。こうした区域麻酔と全身麻酔を組み合わせて麻酔を行うこともあります。

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安全な麻酔をお受け頂くために

「たばこ」

手術が決まったらすぐに禁煙をして下さい。たばこを吸っている方は、手術の後に咳や痰が多くなります。そのため、肺炎を起こしやすくなり、傷の痛みも強くなります。喫煙により手術の傷の治りも悪くなります。また、喫煙者は麻酔中に喉頭痙攣などの命にかかわる重篤な合併症のリスクが高くなります。このため、喫煙の状況によっては予定どおり手術が受けられないことがあります。
”手術が決まったら即禁煙” あなた自身の安全のためです。

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「絶飲・絶食」
胃の中に食べ物や水分が残っていると、麻酔中に吐いてしまって、気管の中に入ることがあります。このようなとき、重い肺炎を起こして、命を落とす危険性があります。麻酔を開始する前の一定時間は、食べたり、飲んだりしないように指示がありますので、必ず指示を守るようにして下さい。

年度別麻酔症例数

表をスクロールしてご覧ください

年度 23年度 24年度 25年度 26年度 22年度
年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度
麻酔法別統計 全身麻酔(吸入) 742 626 658 802 132
全身麻酔(静脈) 5 1 8 6 5
全身麻酔(吸入)+硬・脊・伝麻 138 130 147 91 85
全身麻酔(静脈)+硬・脊・伝麻 1 0 0 0 1
脊椎+硬膜外麻酔 1 0 4 0 0
硬膜外麻酔 187 151 182 178 179
脊椎麻酔 387 282 275 266 240
伝達麻酔 20 0 0 1 1
その他 2 0 3 2 5
手術部位別統計 開頭 68 85 87 93 69
開胸 51 39 79 79 38
開腹+開胸 1 3 1 1 5
開腹(除:帝王切開術) 527 517 503 530 548
頭頸部・咽喉頭 461 469 402 461 383
胸壁・腹壁・会陰 400 317 376 372 305
脊椎 0 1 2 0 1
四肢(含:末梢血管) 294 42 36 42 1
年齢別統計 ~1ヶ月 0 0 0 0 0
~12ヶ月 0 0 0 0 0
~5歳 27 5 23 15 7
~18歳 65 56 61 91 122
~65歳 748 581 610 588 542
~85歳 869 752 721 815 663
86歳~ 100 81 72 79 50
症例数 1809 1475 1487 1588 1384

その他の麻酔科診療

麻酔科外来(慢性疼痛外来)
 いわゆるペインクリニック外来を開設しています。前述の術前外来と並行して診療している関係上、初診の受付をお受けできないことがございます。受診を希望される方は、事前にお問い合わせの上、ご来院下さい。また、痛みの治療の際に循環障害を改善させる神経ブロックを多用することから、循環改善が疾患の治療に役立つ痛みを伴わない疾患の治療も行っています。当科で取り扱うことの多い疾患としては、帯状疱疹(帯状疱疹後神経痛)、三叉神経痛、顔面痙攣、顔面神経麻痺等です。

高気圧酸素治療
 麻酔科外来には高気圧酸素治療のための設備があり、各種適応疾患に対して治療を行っています。具体的には、突発性難聴、ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、ガス壊疽などの重症感染症、一酸化炭素中毒、減圧症、空気塞栓症などがあります。

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外来担当表

外来担当表についてはこちらを参照ください

最終更新日:2018.04.01

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